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「こどもの日」の意味や端午の節句の風習と、おすすめの贈り物をご紹介いたします。
時代が変わっても、子どもを想う気持ちは変わりません。
健やかに、幸せに、自分の夢に向かって力いっぱい…
「あなたの成長を心から願っているよ」という想いが、いつの世も子ども達を確かに包み見守っていくのですね。
端午の節句はただの「子どものイベント」だけではありません。
家族の絆や一緒に過ごす時間の豊かさ、日本の行事や季節の風景が、子ども達の未来へと重なり合い繋がっていく日。
色鮮やかな鯉のぼりや、小さな手からはみ出るような柏餅の重み。湯舟に浮かぶ菖蒲の葉。そんな風景のひとつひとつが子ども達の心に優しく寄り添い、人生にを支える力になりますように。
端午の節句は、子どもの健やかな成長を願う特別な日。
「生まれてきてくれてありがとう」
「どうか健やかに 幸せに」
そんな想いを、小さなその手に贈ってあげたい。
名づけに込めた願いや、誕生の喜びを形にして贈る「人生のお守り」が 注目されています。
健やかに、自分らしく… そんな想いを込めて名付けたお名前が、成長を見守るお守りに。
そして、将来成長してからは、社会へと一歩踏み出す証(あかし)として。
命名に込めた想い。お誕生の喜び。
「生れてきてくれてありがとう」の、まっさらな気持ちを未来の我が子に伝えます。
願いや希望を託す、輝くパワーストーン。
健康運を司る石や、豊かな愛情を育む石。厄除けやお守りのパワーを持つ石など、さまざま。
小さなこの子がどうか幸せでありますようにと願って、「人生のお守り」として託される方も多いのですよ。
おばあちゃん・おじいちゃんからの贈り物としても、心に残る一品として喜ばれています。
生れたばかりの孫への贈り物です。
この子が成人する姿に、年齢的に私は会うことは決してできません。
だからこそ、この小さな命の誕生がどれだけ嬉しかったか。
健やかな成長をどれだけ願っているかを、「確かな形」にして贈ってあげたいと思いました。
この子が両親からもらった名前と、見守る周りの人たちの愛情を、いつも感じていられますようにと選んだのが、「名前を刻んだ印鑑」の贈り物です。
すべての子供たちが健やかに幸せに成長することを願う「こどもの日」。
昭和23年(1948年)に、子ども達の幸せと共に 子育てをしているお母さん・お父さんにも感謝を伝える日、として祝日に定められました。
端午の節句の起源は古代中国にあります。月と日に奇数の同じ数字が重なる日は忌み嫌われ、邪気払いの行事が行われたそうです。
五月は午の月で、「端」は初めのこと。5月の初めの午(うま)の日を「端午」と呼んだことなどから、5月5日が「端午の節句」として定着していったのです。
また季節柄、菖蒲や薬草を用いて無病息災を願う風習とも結びついた経緯があります。
この習わしが日本に伝わり、宮中行事や武家文化と結びついて、「端午の節句」として形を変えていったのです。
武家社会では特に、男児の健やかな成長や武勇を願って鎧兜を飾り盛大にお祝いをする男児の節句として広まりました。
端午の節句は別名「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも呼ばれます。
香りが強い菖蒲は、薬効の効果が高く邪気を払うと信じられてきました。
旧暦の5月(今の6月)は湿気が高く流行り病が多くなることから、菖蒲入りの湯に入って身を清めたのだそうです。
また、「菖蒲(しょうぶ)」が、「尚武(=武を尊ぶ心)」や「勝負」に通じることや、スラリと長い葉の様子が刀のようだということで、特に武家では大切な意味合いを持ちました。
5月の広い広い空を悠々と泳ぐ鯉のぼり。
これは、激しい流れの滝を登り切った鯉が龍と姿を変えるという、中国の「登龍門」の伝説に由来しています。
目の前の困難にも負けず、夢に向かって真っすぐに上へと進む強さをーそんな願いが空に揚げられた鯉のぼりに込められているのですね。
五月人形や鎧兜(よろいかぶと)は、男の子を守る「お守り」のような意味合いを持ちます。
命を守る鎧兜には、「禍や災厄から身を守ってくれますように」「どんな時代も立派に生き抜けますように」という願いが宿っています。
兜飾りは、未来へと自分自身の足でしっかり歩き切り開いていく我が子に授ける、大切な節句のしつらえのひとつ、なのですね。
こどもの日の食べ物といえば、柏餅や粽(ちまき)ですね。
柏餅を包む柏の葉は、子孫繁栄の象徴です。
葉を茂らせたまま冬を越し、新芽が出る頃に古い葉を落とすことから、「家系が絶えない、子孫繁栄」の縁起物として親しまれています。
粽(ちまき)は、茅(かや)の葉や笹の葉で包んだ餅菓子。邪気を払い身を守る力があると伝えられた中国の伝説に由来しています。
地域によって、柏餅派とちまき派に分かれ、主に関東では柏餅、柏の葉が手に入りにくい関西ではちまき、の傾向が高いようです。