改刻(印鑑のお彫り直し) のススメ
~ 印鑑の彫り直し 承ります ~
例えば 大好きだった祖父から譲り受けた形見の印鑑。
例えば ご結婚を機に、使い道が無くなってしまった旧姓印。
例えば 大切に使っていたのにうっかり欠けさせてしまった印鑑。
例えば お土産に頂いたもののタンスの奥で眠ったままの高級印材。
そんな印鑑はございませんか?
それぞれに思い出や思い入れがあるものの そのままでは使うことのできない印鑑は、「お彫り直し」をすることで新しく生まれ変わることができます。
私たちはこのような印鑑のお彫り直しのことを「改刻(かいこく)」と呼んでおります。
お手持ちの印鑑を使い続けたいとご希望されるお客様から「なんとか彫り直してもらえないでしょうか」とのご依頼を多く頂戴いたします。
彫り直した印鑑は縁起が良くないとのご意見もあるようですが、限りある資源としての印材を大切に有効に活用すべきだと考え、お客様の「思いを受け継ぎたい」「大切に使い続けたい」にお応えいたします。
思いのこもった印材を大切に使い続けること
親や祖父の代から譲り受けた印材を世代を超えて繋ぐこと
熟練彫刻士の丁寧なお彫り直し(改刻)にて、
印鑑に新たな命を吹き込むことができるのです。
印鑑の欠けって修理できるの?
欠けてしまった印鑑は、数ミリだけ削って新しくお彫り直し(改刻)することができます。小林大伸堂では、お名前の画数を調整し、運気を込めた文字(吉相体)にて、お彫り直しいたします。
ふちが欠けた印鑑を使い続けていいの?
①実印のふちが欠けてしまった場合、実印としての効力がなくなり、使用することができなくななります。銀行印のふちが欠けてしまった場合、名前の部分が欠けていなければ銀行印としての効力を発揮するので、使い続けることは可能ですが、中には登録した印鑑と違うと判断され使用できなかったという事例もあります。
②印鑑は重要な契約時に押す機会が多いもの、言わば決断のしるしです。正しい決断は自分自身の確固たる自信につながり、相手への信頼へと結びつきます。自信をもって捺印できる印鑑の使用をおすすめいたします。
印鑑のお彫り直しをおすすめする理由
お持ちの印鑑をお彫り直し(改刻)することで、例えば両親や祖父母の想いが込められた印鑑をずっと使い続けることができます。印鑑の改刻は縁起が悪い?とおっしゃるお客様がたまにいらっしゃいますが、当店では、「代々受け継いできたご印鑑をさらに受け継ぐ」という意味合いからも、お彫り直し(改刻)をおすすめしております。
また、水牛などの天然素材が昔と比べて減少傾向にあります。お持ちの印鑑の素材が天然素材であれば、改刻してお使いになられてはいかがでしょうか。
あなたのための印(しるし)として
当店でのお彫り直しの例として、このようなシチュエーションがあります。
両親にもらった印鑑を彫り直したい
亡くなった祖父からの印鑑を息子や娘用に彫り直したい
結婚で姓が変わったため旧姓の印鑑の使い道が無くなってしまった
大切な印鑑が欠けてしまったので修理したい
小林大伸堂印鑑の特徴
新しくお彫りする文字は、お名前の画数を拝見し吉数に整えます。また、八方位と呼ばれる8つの運気の中からご希望運気を3つ強調し、縁起良く美しい字体で彫刻いたします。
小林大伸堂印鑑の工夫
職人ならではのちょっとした工夫、それはふちの部分が土手になるように手仕上げするのです。ふちの部分を土手になるように仕上げることで、「名前の文字の部分が太くふちの部分が細い」スタイリッシュでなおかつ欠けにくい印鑑をつくることができます。
ふちの欠けにくい印鑑
印鑑専門店によって字体の特徴が大きく変わります。「名前の文字の部分が細くてふちが太い字体」の印鑑もあれば、その逆で「名前の文字の部分が太くてふちの部分が細い字体」の印鑑もあります。個人的には後者の「名前の文字の部分が太くてふちの部分が細い字体」の印鑑がスタイリッシュで好きなのですが、ふちの太い字体の印鑑と比較するとふちの細い字体の印鑑の方が欠ける可能性が高まります。そこで、小林大伸堂の印鑑は仕上げの際に職人が一手間かけてちょっとした工夫をするんです。
改刻のシーン
新しい印鑑を作れば事足りると分かってはいるけれど、手元の印鑑に思いを託して改刻をご依頼されるお客様が多くいらっしゃいます。
~改刻の事例~
◎ 形見の印鑑
ご両親や祖父母の形見としてもらった立派な印鑑がありますが、なかなか機会がなくそのままになっています。この機に自分の名前に彫り直して使えるようにしたいのですが。。
山本太郎 ⇒ 山本太一
味わい深い印鑑は、祖父の生きた歴史の重みが感じられます。
世代を超えて一本の印鑑を受け継ぐという喜びと、自分のルーツを実感しました。
◎ 結婚で姓が変わる
旧姓で彫られた印鑑は結婚後使えなくなってしまいます。母から成人祝いに貰ったものなのでぜひ使い続けたいのですが。。。
山本 ⇒ 木村 (認印)/ 山本 ⇒ 美咲(銀行印)
遠く離れてしまった実家の両親ですが、印鑑を手にするとふと両親は元気かな?私はちゃんとやっているよ、と思いだします。
◎ 欠けてしまった
社会人になった時に父が作ってくれた印鑑を大切に使っていましたがうっかり欠けさせてしまいました。頻繁に出番のある認印なので字体も良いものに変えたいのですが。
田中 ⇒ 田中
社会人として恥ずかしくない良い字体に仕上げていただきました。これまで以上に大切に使い続けてゆこうと思います。
改刻に関するQ&A
改刻に際してご不安や疑問点にお応えいたします。
Q. 印鑑屋さんなのに「彫刻だけ」の依頼を受けていただけるのですか?
A. お客様のお名前をお彫りして印鑑としてお仕上げすることが彫刻士の仕事でございます。お手元に印材をお持ちでしたら、ぜひその印材をご活用くださいませ。
Q. 彫り直しは縁起が良くない と聞きますが。
A.たしかにそのようなご意見があることも否めませんが、私共は、貴重な印材・思い出のこもった印材を大切にしたい、というお客様のお気持ちがまずなによりも優先されるべきであり、その想いにお応えするべきだと考えております。
また、印鑑の印材は、自然素材を利用しています。
希少な自然の恵みは大変貴重なものばかりです。
新しいものをお求めいただくことは簡単ではありますが、
良い印材をお持ちでいらっしゃるなら新しくお彫り直ししてお使いいただくことは
日本人が大切にしている「もったいない」の心としてたいへん意義のあることと存じます。
何かのご縁でお手元にある印材がまだ十分使えるのでいらっしゃいましたら、
欠けたから、名前が変わったからというだけで破棄されるのはもったいないですね。
Q. 印面を削ると短くなりませんか?
A. 彫刻面を平らに研磨したのちに再彫刻を施しますので、おっしゃる通り短くなります。この作業を「面擦り」と呼びますが、印鑑の文字彫刻部分だけを削りますので、実質1~2㎜に満たない長さです。
実際のご使用感にはほぼ変わりませんのでご安心くださいませ。
ただし、大きな欠けのある場合はその分短くなりますのでご了承くださいませ。
Q. 欠けてしまったので全く同じ印影で彫って貰いたいのですが。
A.法律上同一印影の作成は禁じられておりますので致しかねます。ご了承くださいませ。
画数や運気を考慮しお客様にとって最もふさわしい印影にてお仕上げさせていただきますので、ご希望をお聞かせください。
Q. 彫り直した印鑑は手続きが必要では?
A. 実印・銀行印につきましては、それぞれ「改印届」の手続きが必要となります。実印は市区町村役所窓口にて、銀行印はご契約金融機関窓口にて、それぞれお手続きください。
お手数ではございますが、「登録印鑑」はそれだけ重要な役割を持つ印鑑でございます。新しい印鑑にてお届けをきちんと済ませることで、以後安心してさまざまなお手続きをスムーズに執り行うことができます。
会社印鑑につきましても、改印届が必要となります。 会社実印は法務局にて、会社銀行印はお取引金融機関にて、それぞれお手続きくださいませ。
Q. どんな印材でも彫り直してもらえますか?
A.印材のコンディションを実際に拝見してお彫り直し可能かを判断させていただきます。長年ご愛用頂いた印鑑の場合は、目には見えない内部の亀裂やヒビの可能性もございます。熟練彫刻士の確かな目で判断し、改刻可能かどうかお返事をさせていただきますのでご安心くださいませ。
Q. どんな仕上がりになるか事前に確認できますか?
A. はい、ご確認いただけます。「印影確認サービス」にて、事前にメールやFAXで印影イメージをご確認いただき、OKをいただきました後に彫刻に取りかからせていただきます。
(お急ぎの場合は、印影確認無し(彫刻士にお任せ)ですぐにお作りすることも可能です。)
Q 欠けたわけでも名前が変わったわけでもないのですが、
印鑑の字体があまり好みではないので彫り直したいのですが、
こんな理由でも改刻できますか?
A 承ります。
印鑑はいわばお使いになれれる人の「顔」でございます。
その文字にご不満を持ちつつお使いになられるよりも、
自分の決意で新しい印鑑にお彫り直しし、納得の上でお使いいただく方が良いと思います。
Q 会社用の印鑑も改刻できますか?
A 個人用印鑑同様、承っております。
会社名が変わられた、有限会社から株式会社に変わられた等によるご依頼も多くございます。
また使用頻度の高い会社印鑑は、摩耗や欠けも多くございます。
一度印材の状態を拝見した上で 改刻可能であればお引き受けさせていただきます。
Q お土産に翡翠の印材をもらいました。
彫刻だけでもしてもらえますか?
A 彫刻のみも承ります。
ただし、お土産の印材ということですので改刻同様
まず印材のコンディションを拝見し彫刻可能かどうかを確認したのちに承ります。
Q 納期はどのくらいかかりますか?
A ご注文確定から1週間~10日とお考えくださいませ。
もしもお急ぎの場合は彫刻士にご相談下さいませ。
Q もしも印材を見ていただいた結果、改刻が出来なかった場合、
どうすれば良いでしょうか?
A 可能であればお彫り直しさせていただきたいのですが、
印材に見えないヒビが入っていたり印材そのものが傷んでいる場合は
お彫り直しをしてもまたすぐに欠けたり印材そのものが割れてしまいます。
形見のご印鑑であったり思い入れがおありの印鑑でございましたら、
大切にとっておかれても良いでしょう。
あるいは、印鑑供養をされるのもひとつでございます。
当店にて毎年10月1日の「印鑑の日」にお客様からご依頼いただいたお役目を終えられた印鑑を
神社にて御祈祷の上供養させていただいております。
送料のみご負担いただければ無料で承りますので、どうぞお送りくださいませ。
Q 印材を送付する際はどのようにすれば良いですか?
※ 改刻注文確定のお客様への情報のみ で良い?
お問い合わせについて
お彫り直しのご相談・お問合せは、【改刻(お彫り直し)専用フォーム】、【お電話やFAX】などでうけたまわっております。ご都合の良い方法をお選び下さいませ。
「改刻(印鑑お彫り直し) お問合せ専用フォーム」です。専用フォームに必要事項をご記入の上送信下さいませ。メールにてお返事させていただきます。
お彫り直しについてのご相談は、お電話(0778-51-0628)やFAX(0778-53-1133)などもでうけたまわっておりますのでお気軽にお問合せください。「印鑑のお彫り直しについて」とお申し付け下さいませ。