実印とは登録してはじめて効力を発揮する印鑑のこと

Jitsuin
実印とは？

実印ってなに？

各市町村役所に印鑑登録をおこなったものを　「実印」　と言い、１人に１本のみ認められます。同じ印鑑を二人で登録することはできません。

登録しなければ効力を発揮しない？

印鑑専門店やインターネットで「実印」と明記された印鑑を購入するとします。しかし、その印鑑は公的な効力を発揮しません。実印は、各市町村の役所に登録してはじめて、「実印」としての効力を発揮するんです。なので、実印が必要な契約をされる場合は、あらかじめ各市町村の役所に届け出をする必要があります。その時間も考慮したうえで、余裕をもって実印選びをされることをおすすめします。

実印の気になるＱ＆Ａ

Ｑ１：女性実印は姓のみ、および下の名前のみで作成することもできますか？

Ａ１：はい、できます。男女ともに、姓のみ名前のみ、フルネームで作成・登録ができます。特に、女性の場合は結婚して苗字が変わる方が多いため、下のお名前のみで実印を作られる方が多くいらっしゃいます。

Ｑ２：夫婦であれば夫の実印一つだけで、それを使いまわしても問題はないですか？自分用には作らなくてもいいのでしょうか？

Ａ２：いいえ、実印は一人一個に限りますので、例え夫婦でも一本ずつ必要となります。

実印、銀行印、認印は何が違う？？

実印

各市町村役所に印鑑登録をおこなったものを「実印」言い、一人に１本のみ認められます。同じ印鑑を二人で登録することはできません。

銀行印

銀行やその通帳、保険会社との契約にしようする重要な印鑑です。横書き印鑑の場合、文字は捺印の際に右から左に読めるよう字入れいたします。

認印

印鑑登録や金融機関へのご登録をされない、日常でご使用いただくご印鑑を言います。

重要な契約には実印

まとめていうと、実印とは印鑑登録が必要な印鑑の中で、最も重要度が高い印鑑です。家やマンション、車など大きな契約の際に必要になってくるため、役所への登録が必要不可欠で、一人に１本のみ認められるものです。

実印をつくる機会は一生のうちにそう何度もありません。２０歳のときに親からもらった実印を一生使い続ける方も多いと思います。

これから実印の購入を検討されている方は、「一生使い続けるもの」だと思って、じっくりと検討されてから購入されることをおすすめいたします。

都道府県で変わる実印登録

実印（印鑑）登録の仕方は各都道府県ごとに微妙にことなります。例えば弊社の本店がございます福井県鯖江市の印鑑登録の仕方はこのようになっております。

＜鯖江市の印鑑登録の仕方＞

サイズ　印影が一辺８mmの正方形に収まらず一辺25mmの正方形に収まるもの

登録できない印鑑　

住民基本台帳に登録されている氏名を表していないもの
職業・資格などの氏名以外の事項をあわせて表示してあるもの
ゴムなどでできた変形しやすいもの
その他市長が適当でないと認めるもの

必要なもの　

登録する印鑑
申請者が本人であることが証明できるもの（写真入りの身分証明書）

登録手数料　記載なし

※各都道府県の印鑑登録の仕方はこちらのページをご覧くださいませ。https://www.kaiunya.jp/jitsuin/

お客様の声〜実印の重要性を感じて〜

２０代後半にてはじめての実印選びにこられたS様。実印が必要な重要な契約は数ヶ月先とのことでしたが、実印の重要性を感じ、前もってどのような実印を選べば良いかを相談に来られたときの内容です。（※ 当インタビューはお客様の承諾を頂いて掲載しております。）

小林：実印をつくろうと思ったきっかけは何ですか？

S様：結婚して、家をリフォームしようと思っているからです。家をリフォームするにあたり、これから行政機関などにいろいろな届け出をすことになります。また、ローンの契約時に印鑑証明書が必要になるということも実印をつくろうと思ったきっかけです。

小林：２０代くらいの若い世代の方は、必要に迫られて実印を購入することが多いので、特に最近はインターネットでも簡単に実印を買えてしまえたりしますよね。そうしたら、実印の重要性を感じないまま購入される方も多いと思うのですが・・・

S様：僕もそう思うんですよ。確かに登録すればどの印鑑でも実印になりますよね。でも、その実印が高校の卒業でもらったような「卒業おめでとう」印鑑だったり、１００円で買ったような小さい印鑑だったりするのが僕は嫌なんですよ。やっぱり自分の証明してくれるものを１００円で買えるようなものを登録するのは嫌だという気持ちがあります。

小林：実印の重要性はどんな時に感じましたか？

仕事柄、実印を押された書類を見ることがあるので、印鑑の重要性を感じています。小さい印鑑を押されている方もいるのですが、実印って間違っていたら絶対にダメなものなので、そういう意味では大きい印鑑にパッと目がいきます。大きい実印で登録された書類を見ると、信用できる人だなって思います。やっぱり大事な契約の時には大きな印鑑を押したいなという気になったので、今回良い印鑑をと考えているところです。

小林：何を重視して実印をつくりたいですか？

S様：もちろん運気を込めることもそうですが、やっぱり素材も重視します。素材の良さは、押した後からは分からないし、頻繁に押すものではないんですけど、やっぱり１つしかないものだから素材にもこだわりたいです。