120年の歴史を受け継ぐということ
こんばんは。ローズストーンの小林です。最近、自分の使命と向き合う機会が増えているような気がします。ちなみに僕の使命は「歴史を受け継ぎ、革新を起こす」ということです。使命と向き合う機会が増えたというとかっこいい響きですが、単純な話しが3代目である祖父、4代目である父と腹をわって話す機会が増えました。これまた面白いのが、父がいうことと祖父がいうことがほとんど同じということ(笑)。やっぱり老舗の教えは代々受け次がれるような感覚で、長い歴史を共に走り抜いたバトンがしっかりつながれているんだな!と実感しました。
覚悟と責任、そして自覚
思えば、僕は物心ついたころから「跡継ぎとしての自覚」のようなものがありました。親元を離れて都会の大学に進学し、そのまま一度は就職したものの、その時点ではすでに家業を継ぐことが明確化されていて、将来の夢のようなものもできていました。しかし、そんなに順調にものごとが進むわけもなく、挫折の日々が続きました。正直いうと、都会で自由に学生生活や仕事をしていたときよりも、田舎にもどって家業を手伝わせてもらうようになってからの方が苦難の日々でした。想像していたよりもはるかに重たい責任と覚悟を背負わなければならないということを自覚したからです。自分も無力さに右往左往する日々の連続でした。
ひかれたレールを超えて、道をつくる人生
ありがたい話し、これまでは親のもとで大切に育てられ、何の不自由もなく人生を歩んできました。転ばないように補助輪をつけて走らせてくれ、道にそれた時は正しい道にもどしてくれた。おかげさまで何の迷いもない生き方をしてこれたと思います。でも、今歩みはじめた道の途中からは何のレールもありません。進むべき道は右か左かそれとも前か・・・決めるのも自分自身です。それでも、だからこそ思うことがあります。それは、「僕の人生を幸せな方向に導いてくれた人がいたように、今度は僕が誰かの人生を幸せな方向に導いていきたい」ということです。しかもその電車にのっているのはひとりやふたりではなく、もっともっとたくさんだと思うんです。もちろん人生のパートナーであったり、会社の仲間たち、僕を幸せにしてくれた大切な家族であったりします。いつも支えられて生きてきた立場の僕ではありますが、祖父や父と話をしていくうちに、こんな想いが芽生えはじめました。この想いが消えないように、大切に育てていきたいと思います。まだまだ未熟者の僕ではありますが、一歩ずつ進んでいきますので、今後ともよろしくお願いします。