医印鑑ケースが届いた時点では、朱肉ははいっていないんですね。
そこで、一つ一つ手作業で朱肉を詰めていくのですが、これがまた楽しい作業なんです。
印鑑はある一定のサイズが決まっていて、印鑑ケースにも同じことがいえます。
そのため、印鑑ケースのサイズにあった朱肉を選んで詰めて行くというわけです。
詰め方はいたってシンプル。ピンセットでつまんでまわりを汚さないように詰めていくだけです。
それと同時に、最初の検品作業も同時に行うことにしています。
一見、なんのおもしろみもない作業のように思われるかもしれないのですが、
朱肉をケースの穴にピタッとと詰めこむ瞬間と、ケースがカチッとしまる音が
なんとも言えず、実に面白い作業なんです。
そして何より印鑑を使う場面において、印鑑を朱肉に押すという作業はとても重要な瞬間だと思うので、
一つ一つに気持ちを込めて朱肉を詰めるように心がけています。