夫婦や親子で実印を共有できますか?
実印は一人に一本
たとえご夫婦や親子であっても 実印を共有することはできません。
実印は一人に一本ずつのみ登録が認められています。
これは実印が、「その人個人」を証明する唯一の印鑑だからなのです。
男性用の実印なら フルネームの実印を、
女性用の実印なら名前のみの実印を 登録します。
こうすることで、個人ごとに登録する実印 としての役割とセキュリティ性を高めることができます。
市区町村各自治体においても、「実印として印鑑登録できない印鑑」として、「他者がすでに印鑑登録している印鑑」と規定されています。
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仮に 家族間で一本の実印を共有できたとしら。。。
自分が知らない間に自分の名前を署名して実印を押し、預かり知らない借金の借用書に契約されたり、保証人にされてしまったり、といったこともあり得ます。
家族だからこそ、より「個人」の義務と権利は守らねばならない。
そのために 「実印は一人に一本ずつ」 の登録と管理が規定されている、とお考えください。