1言葉の魅力に共感した友人との出会い
大学時代からの友人に、小説家を目指しながら社会人をやってる高嶋君という仲の良い友人がいます。彼とは出会って間もない頃、あることがきっかけで意気投合し、「言の葉」の持つ魅力についてよく語り合ったものです。学生時代の頃はよく彼の持つ言葉の魔法の術を身につけたくていろいろと勉強させてもらったものです。今でも年に数回はお酒を飲みかわし、お互いの将来の夢なんかを語り合ったりしています。
2印鑑の手彫りをプレゼント
社会人になって3年目を迎えた頃のことでしょうか、私が印鑑彫刻士としての修行をしていた頃の出来事です。ちょうど金沢の印鑑の師匠のもとで蔵書印鑑という写真のような印鑑を手彫りでほる練習をしていました。ただやみくもに練習するだけでは気持ちが入らなかったということもあり、小説家を目指す高嶋くんに向けてこの蔵書印鑑を彫刻することにしました。出来上がった手彫り印鑑を東京に住む高嶋くんに送ったところとても喜んでくれたことを今でもよく覚えています。