「下手くそだけどどことなく面白い修行中に彫った印鑑作品」、略してヘタオモ修行印鑑をご紹介いたします。
(※画像の印鑑は実際のサイズとは異なる場合がございます。)
今回の修行印鑑は、左側が「林」、右側が「稔明」という漢字をお彫りしました。彫刻手順・風景はこちら
どちらとも何度も練習している自身の苗字と名前で、面白いことに、彫っているうちにだんだんと自分の名前の漢字が好きになってくるのでありまして(笑)。
そもそも右側の「稔明」というちょっとかわった印鑑を彫ることになったきっかけはといいますとですね…
師匠:「ずっと似たような印鑑ばっか彫ってるのもあきてくるやろ?」
稔明:「そうですね。」
師匠:「次あんたが来るときまでに面白いもん用意しといてあげるわ」
稔明:「え?面白い印鑑ってどんなんですか(笑)!?」
師匠:「それは来てからのお楽しみや(笑)」
という師匠の粋な心意気がきっかけでした。
いざ持ち帰って彫ってみるとこれが楽しくて楽しくて。一日中印鑑を彫り続けて三日後には師匠のところに持っていきましたよ(笑)!!
師匠:「はやいな!!もうできたんか?」
稔明:「はい。めちゃくちゃ面白かったのですぐに彫っちゃいました。」
師匠:「いいことや。ここまで続いたのはあんたの父親以来やわ」
ということで帰社してすぐに4代目彫刻士で「開運印鑑」小林照明でもある父のにそのことを話し修行印鑑を見てもらうと、
下手くそだけど、うーーーーんと見方を変えてみると「落款」のようにも見えるような、見えないような…(笑)。
なんとも面白い答えがかえってきました。
好きなことを仕事にできる喜びをかみしめながら、今日も印鑑修行に励みます。