小林稔明は、本日も5代目彫刻士を目指して印鑑修行中です。
最近の日課になっておりますのは、下写真の砥石(といし)を使って印刀を研ぐことです。
印刀の先に歯をつけていくのですが、よく見るとはさみの先に歯があるのと同じで、
刃先に微妙な角度をつけることで切れ味のよい小刀が出来上がるのです。
下の写真は、砥石に水をなじませている様子です。
水をかける理由は、摩擦によって温度が上昇しすぎるのを防ぐためだそうです。
そうして出来上がったのが手前の二本の印刀です。
どうでしょう?奥の二本と比べると、ピカピカに輝いていて
いかにも刀という感じがしませんか(笑)?
もうこれだけ磨けば十分でしょう。
切れ味のいい最高の印刀の出来上がりです。
そう思ったのもつかの間でした!!
残念!全く彫ることができません!!
印刀はいかにも刀っぽくなったしピカピカに輝いてるのに〜(笑)。
やっぱり印刀を研ぐという作業は、思ってた以上に難しいことでした。
それはそれは、師匠のおっしゃる、「印刀を研ぐには10年かかる」という意味がよーく分かる出来事でした。
印鑑修行の道のりはままだ長いぞ!
でも、まだまだはじまったばかりじゃあないか!!
頑張れ小林。実印を彫れる彫刻士になるために!!