印鑑に込めた想い
「高校の卒業式のときにもらった印鑑しかもっていない息子のために、結婚を機に良い印鑑をあげたかった」と言って当店に来られたお母様の想いを込めて、印鑑をおつくりしました。印鑑に込めた想いは、「県外で新婚生活をおくる息子に幸せな結婚生活をおくってほしい」ということでした。
遠いところに住んでいるので、「直接顔が見えないだけに心配なこともある」とおっしゃいつつも、「休みの日に、県外に住む息子のもとへ直接届けに行く。」と話されたお母様の表情がとても嬉しそうでした。
遠くの街に住む息子へ
話を伺っていく中で、お客様のお子様の年齢が僕とひとつしか変わらないことがわかりました。僕の弟も県外で就職し、親元を離れて生活しているので、同じように遠くに住む弟の健康のことや仕事のことなどを母がいつも心配しています。それだけに側で支えてくれる人がいることにとても感謝しています。このお客様も僕の母と同じような想いで遠くに住むお子様に印鑑を贈られるのかと思います。その想いが届きますように。