師匠に彫って頂いた小林という文字の印影です。字入れのセンスに感動です!
ほかにもこんな感じのものもあるので、どうぞご覧下さい。
こちらの印影も、バランスにしても字入れのセンスにしても、もうさすがとしか言いようがありません!
せっかく書いて頂いたものを練習で彫ってしまうのがもったいないくらいです(笑)。
当初、「自分で印刀を研ぐことができて字入れが出来るようになれば、彫ることもできる」
と教えてもらったことがありました。
しかしその時点では、彫るという作業が一番難しいことだと思っていました。
ところが、いざ自分の道具をそろえて作業を開始してみると、
印刀が思うように彫れないのです。
さらに、木口に字のバランスを考えて下書きし、
その上から筆でなぞっていくという作業がこれまた難しいのです。
ガリガリ彫れる印刀を研げるようになるには、
研いでは彫ってを何度も繰り返し、彫りやすい印刀をつくるために試行錯誤していく必要があります。
そうするうちにだんだん彫る作業にも慣れてくるのだそうです。
やはり修行に近道などはないということで、
コツコツ技術と経験を身につけて行きたいと思います。