こんにちは。小林大伸堂5代目の小林稔明です。
先日、僕(5代目)、父(4代目)、祖父(3代目)
の3人で酒を飲みかわしました。
近くに住んでいながら男3人だけで飲みに行ったのは
人生ではじめてでした。
最近の社会情勢の話から子供の話まで、
7時ごろから同じバーで語り合ったわけですが、
時間というのはあっという間で、あっと言う間に
3時間が過ぎてしまいました。
歴史や伝統を受け継いでいくうえで、
先代の話を直接聞くことがいかに重要かということを
実感した夜でした。
印鑑の歴史には関係ないのですが、
父が昔から愛用していたマーチンのギター。
実は大学生の頃に祖父から父へのプレゼントだった
そうです。そのことを僕ははじめて知りました。
ギターを弾き終わったあとは必ず
専用の布で綺麗に磨いてからギターケースに
しまっていた父の姿をいつも見てきたので、
この話を聞いたときに、そうしていた理由が
繋がって、なんだか嬉しい気持ちになりました。
思えば僕も同じ年齢の頃に父にギターを
買ってもらった経験があります。
もちろん今でも愛用のギターとして使用していますが、
繰り返される歴史を、自分の子供にも繋いでいきたいなと
思った夜でもありました。