◆ 重い契約の押印に、ぜひ
11月23日発売予定の新ブランド「gene」が福井新聞にとりあげられました。この金属印鑑は丹南企業とのコラボによって誕生しました。特徴は、「折れない、さびない、欠けない」ということに加え、非常に重みがあり、鍛造した際にできる美しい模様があげられます。このダマスカス模様と呼ばれるgene独特の模様は、60層以上の金属を圧縮して鍛造することで生まれる自然の模様で、1本1本違った模様をしています。「gene」とはイタリア語で「遺伝子」を意味し、代々受け継がれていってほしいという願いが込めてネーミングしました。
◆ 就任祝いの贈り物に
gene開発のきっかけは、「就任祝いの贈り物に重みのある印鑑が欲しい。」といった感じで常連の社長様から頂いたひと言でした。1日に何100回も印鑑を押す社長にとって、欠けない印鑑であることはなによりも重要な条件になってくるし、「重みのある印鑑で押すことで契約の重さを感じることができる」という部分に着目して開発をしました。贈り物ということでパッケージにも社長様のこだわりをとりいれ、試行錯誤を重ねました。トップにたつ人間にとっての印鑑とはなんだ?ということだけに焦点を絞り「gene」の開発に取り組みました。
◆ 福井新聞より
印鑑製造販売の小林大伸堂(本社福井県鯖江市水落町2丁目、小林照明社長)は、丹南のものづくり企業と連携し、高機能金属を使った印鑑を開発した。「折れない、さびない、欠けない」という金属の特徴を生かした重厚感あふれる商品で、11月から販売する。
商品名は「gene(ジェーネ)」。越前打刃物の素材などを作る武生特殊鋼材(福井県越前市)の「クラッドメタル」を素材に使った。ステンレスを60層積み重ねて圧縮しており、耐腐食性や耐摩耗性が高いのが特徴。切れ味が持続する高級ナイフにも用いられ、世界的に評価を得ている。
金属加工の西村金属(福井県鯖江市)が印鑑の形状に加工。小林大伸堂がレーザー彫刻の技術で仕上げる。古代ローマ時代の王が使った剣「ダマスカス刀」をモチーフにした優美な波紋が特徴的。模様は商品によって異なり、「一点モノ」としての価値もある。
小林大伸堂はルビーや水晶などを使った宝石印鑑を販売し、女性を中心に人気を集めているが、「gene」は主に男性向けのブランドとして売り出す。小林社長は「決裁などの場面で、印鑑の重みを知る企業経営者らには、いいモノを長く使いたいというニーズがある。ギフト用としての需要も取り込みたい」と話している。価格は7万~15万円。
福井新聞yahooニュースより