背景:例えば、自社で最高に素晴らしい商品を開発したとして、開発すること自体に満足感を抱いて、はいおしまい。こんなことはないだろうか?
開発者側の満足度と消費者側の満足度はけっこう違っていることがある。そんなことは誰もが知っていることかもしれない。でも、わかっているつもりでも意外と顧客のニーズをウォンツに変えられずじまいのことが多いように思われる。消費者が本当に知りたい情報は的確に提示されているだろうか?
内容:顧客のニーズをウォンツに変えるに変える手段として、まずはターゲットを明確に絞り、興味を抱いてもらえるビジュアルと、わかりやすい説明を加えることで、誰に何を伝えたいかを明確化する。
例えばこのに4つのタイプの車から一台だけ欲しい車を選択できるとした場合、あなたはどのタイプの車を選ぶだろうか?
この資料にのっているのは車のビジュアルと簡単な特徴である。その特徴をみてみると、スピードのことが書いてあり、この情報だけを鵜呑みにすると、私なら[スポーツカー]を選ぶだろう。
では次に、この下の資料をみてみても考えは変わらないだろうか?
最初の資料だけをわたされたとしたら、私はスピードが速くてカッコ良いスポーツカーを選んでいただろう。
ところが、資料に加速という内容が付け加えられ、その加速が燃費や家計、環境にまで影響するとしたらどうだろう?ただ単純にカッコ良い、スピードが速いということだけで車を選択するだろうか?私ならスポーツカーに心残りはあるがハイブリットの普通車に選択肢を変えるだろう。なぜなら、自分自身のドライブテクニックや毎日の車の乗り方、コストを考えると、プロでなければ操縦が困難でコストが高い車を乗りこなすことができないと考えるからだ。まして、私の暮らす福井県は冬になると雪が降り積もり、ただでさへ運転するのが困難になる。
そのことを考慮すると、燃費が良くて運転しやすく、先進技術を詰め込んだハイブリット車というものが、生活に必要なもの(ニーズ)を越えて。欲しい(ウォンツ)になってくる。
このように私たちは、ものそのものの第一印象が必ずしも最終決定に至るとは限らない。むしろ、第一印象では興味もなかったものが、ふとしたきっかけ(ライフスタイルに合わせた情報の提示)で必要なものを飛び越えて、どうしても欲しいもの、これじゃなきゃだめなものにかわってくるのである。ひとりひとりに合わせたライフスタイルの提案、使うシーンの提案を具体的な情報で提示することで、消費者心理をくすぐり、ニーズをウォンツに変えることができるのではないかと私は思う。
■ショップ名:ローズストーン(株式会社 小林大伸堂)
■公式通販サイトhttps://www.rosestone.co.jp/
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