1印鑑をつくるための修行の日々
僕は職人という生き方がとても好きです。何かひとつのことに没頭することが得意か?と問われたら、決してそういうわけではないのですが、好きなことならどれだけでも没頭できる性格なので・・・笑。偶然か必然か印鑑を彫刻することに関してはバッチリ当てはまったようです。ありがたいことに4代目の父の良い部分をうまく受け継がせてもらいました。
2印鑑職人を生きる上での苦悩
僕が印鑑職人として印鑑の修行をはじめてから今日まで、ほぼ毎日ひたすら印鑑を彫り続けています。これでもかってくらい彫り続けてるのですが、時には印鑑をつくることがもう嫌だ!って思う日もあります。それでも続けていれるのは、やっぱり印鑑をつくることが好きだから!でしょうね笑。あまり答えになってないかもしれませんが、これ以上の答えが見つかりません。
3印鑑職人を生きる上での幸せ
大切な名前を刻むことで誰かの役にたつことができるって考えるだけで幸せです。印鑑をつくることで得られる満足感よりも、つくった印鑑を気に入って頂けた時の喜びの方が大きいものがあります。今はまだまだ未熟者ですが、修行を積んでよりよい印鑑をつくることができるようにがんばります。
4職人魂を忘れない
今の時代に職人という職業がふさわしいかどうか今の僕にはわかりません。でも、機械で同じものが大量に生産されるのが当たり前になりつつある現代社会において、職人にしかできない味わいやちょっとした心意気のようなものを大切にしていきたいという気持ちは誰にも負けません。すべてが機械にかわってしまう時代がきたとしても、この職人魂だけは忘れずにいたいです。